フエギア 1833フンボルト

フンボルト
ブランド フエギア 1833
分類シトラスフルーティ
季節日中
調香師 ジュリアン・ベデル
詳細 公式サイト

「Humboldt(フンボルト)」は、フエギア 1833の「Personajes」コレクションとして2010年に発表されたフレグランス。南米を探検した博物学者アレクサンダー・フォン・フンボルトの冒険心や、朝もやの中で感じる熱帯のフレッシュな空気をイメージし、柑橘系とトロピカルフルーツによる爽快感と奥行きを同時に表現しています。

自然をテーマとした多くのフエギア作品のなかでも、とりわけ“陽”の空気が強く、果汁を丸かじりしたような活気が魅力です。メインは柑橘の苦味・酸味が主体となるケースが多い一方、肌質やエディション差によってはベンゾインの柔らかな甘みが強まることもあり、意外なほど長時間香り続ける場合があります。全体としては夏の太陽に照らされた果樹園や、パッションフルーツを丸かじりして弾ける果汁のイメージに近く、嗅ぐだけで前向きな気分をもたらす仕上がりです。

香りの構成

  • トニックノート
    • マンダリン:弾けるようにフレッシュで、ほんのり甘さを伴う柑橘。スプレー直後から力強い爽やかさを与えます。
  • ドミナントノート
    • ネロリ:ビターオレンジの花から得られる上品なフローラル感が、マンダリンのジューシーさに重なり、シャープすぎない透明感とわずかなグリーン感をもたらします。
    • 推測
      パッションフルーツ:公式には明確な記載はありませんが、実際には酸味や苦味を帯びたトロピカルフルーツの印象を与えます。甘さだけに偏らず、青みを含む果汁感で大胆かつ勢いのある“陽”の空気感をつくり出します。
  • サブドミナント
    • ベンゾイン:バニラ的な穏やかな甘みがほのかに現れ、全体をまろやかにまとめます。ただし量は控えめで、柑橘やトロピカルフルーツの鮮烈さを完全には消さないため、爽快な印象を保ったまま肌に溶け込む仕上がりです。エディションや肌質によっては甘みが強まる場合があり、より長時間にわたって香りが持続することもあります。

おすすめの季節と時間帯

日中

柑橘やトロピカルフルーツの爽快さは、気温の高い春夏のイメージによく合います。日中の外出時や朝のシャワー後に取り入れると、弾けるような苦味と酸味が気分を高揚させ、オフィスやカジュアルシーンでも軽やかに纏うことが可能です。秋冬や夜につける場合は、甘みが出やすい場合もあり、厚手の衣服との相性や香りの立ち方を確認するとよいでしょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

清涼な柑橘を基調としているため、男性でも甘さ控えめのトロピカル香として取り入れやすい。辛口の苦味がシャキッとした印象をプラスし、朝から気分を上げたい人に好相性。ネロリとパッションフルーツの軽快な華やかさが、南国のリゾート感をもたらし、ユニセックス寄りでありながら明るいフェミニンさも漂わせる。甘酸っぱい果実の水々しさがアクセントとなり、軽やかに纏える。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • フレッシュ系・・・シトラス、フルーティ
マンダリンがメインとなり、明確に柑橘の爽快感を打ち出している。パッションフルーツのような果実感が加わり、ジューシーな印象を深めている。

補足分類(18の属性からの分類)

  • シトラス
  • フルーティ
柑橘の爽快さと南国果実の苦味ある酸味が合わさり、夏向けのジューシーなフレッシュを形成。ベンゾイン由来の甘さは軽めで、爽やかさを阻害しない程度に溶け込む。

フンボルトの香りが似合うイメージ・人物

フンボルトをつけている人のイメージ

高原のカフェでサンライズを楽しむ「モーニングランナー」

  • 20代後半の男女。休日の早朝から山の高原を走り、ゴール地点にあるカフェでオレンジジュースや軽食を堪能するのが習慣。
  • スポーティでアクティブなファッションが多く、フィット感の良いウェアを着て風を切るように走る。
  • 香りは“朝日に染まる景色”をイメージしたような柑橘+トロピカルフルーツの活力を求めている。

真夏のテラスでベーグルを食べる「学生インフルエンサー」

  • 20代前半。大学に通いつつSNS活動を行い、新作のベーグルやスイーツを紹介するプチインフルエンサー。
  • テラス席のあるカフェで写真を撮り、軽快なトークでフォロワーにおすすめを伝える。
  • 香りは“映える”フルーツ系で、カジュアルに使いやすく“おしゃれな食べ物”と調和するものを望む。

旅行ガイドブック編集を務める「トロピカル推し編集者」

  • 30代男性。自分が執筆するガイドブックでは、南国リゾートや南米の都市を取り上げることが多い。
  • 本人も現地を飛び回り、果物市場やバーでフレッシュジュースを試すのが日課。
  • “南国フルーツ”が主役の香りが好きだが、ビジネスシーンでもなんとか使える“爽快+軽い甘さ”にこだわる。

カラフルなワンピースが似合う「サマーマーケットの店員」

  • 20代後半の女性。ビーチリゾートのマーケットで雑貨やフルーツを売っており、海風を浴びながら明るい声で接客。
  • 鮮やかなワンピやサンダルで夏気分を楽しみ、飾り気のない笑顔が周囲を和ませる。
  • 香りも“夏にぴったりなジューシー感”を大事にしつつ、ほんのり甘く仕上がるテイストを探している。

真夏の日差しを求めて「ビーチヨガ」をする女性インストラクター

  • 20代後半の女性。ビーチにマットを敷いてヨガレッスンを行う、ヘルシー&アクティブなライフスタイル。
  • ウエアはパステルトーンなど“自然っぽさと女性らしさ”を融合したスタイルで、砂浜に映える。
  • 香水は“フルーティで明るい空気感”を漂わせつつ、潮風にも合うスッキリ感を重視。

暑い季節のオフィスで「ひんやりドリンク」を愛飲するOL

  • 20代後半の女性。会社のデスクにはフルーツ炭酸水や冷たいレモンティーを常備し、気分転換に利用。
  • アイスコーヒーよりもフルーツ系やハーブ系の飲み物が好きで、健康志向の軽食を好む。
  • 香水は「甘くフルーティー」なのに仕事場でも使える“爽やかマナー”を保てるラインを探している。

サーフタウンで写真を撮り歩く「海辺のカメラ女子」

  • 20代前半の女性。海辺の町に住み、休日はサーフィンやビーチフォトに熱中。
  • カジュアルなTシャツ&ショートパンツ、カメラひとつで散策しながら、海やサーフカルチャーをSNSに紹介。
  • 香水は“南国の果物と塩っぽい風”を感じるものを求めつつ、軽快に肌に馴染む使い心地を優先。