ルイ・ヴィトンリマンシテ オードゥ パルファン

「L’IMMENSITÉ(リマンシテ) オードゥ パルファン」は、ルイ・ヴィトンのインハウス・マスター・パフューマーであるジャック・キャヴァリエ=ベルトリュードが、“果てしない自由への旅”をテーマに生み出したクリーンかつモダンなフレグランス。新鮮なジンジャーとグレープフルーツが放つ弾けるような爽快感をベースに、ラブダナムやアンブロキサンによるやわらかなアンバー調が織り重なり、肌に溶け込むような清潔感を最後まで心地よく残します。いわゆる海洋系の透明感を想起させる要素も含まれ、汗ばむ季節やアクティブなシーンでの使用にも適した、軽快でありながら洗練された一本です。
一方で、ジンジャーの刺激が強調される肌質や環境では、やや“シャープすぎる”という印象を抱く場合もあり、スパイシーな香りが苦手な方には合わない可能性があります。また、柑橘や水辺を思わせるマリン調の組み合わせが「既視感のあるフレッシュフレグランス」を彷彿とさせるという声もあるものの、全体のブレンドは上質で整合性が高く、「やや既視感がありながらも、やはりラグジュアリーなレベルに達している」と評価されています。
香りの構成
- トップノート
- フレッシュジンジャー:ピリッとした辛みとシトラスの清涼感を内包するジンジャーが、第一印象をシャキッと引き締めます。「生姜エールのように心地良い」と高評価を得たり、個人差が大きい要素です。
- グレープフルーツ:ジューシーさとほろ苦さを併せ持つ柑橘ノート。ジンジャーとの融合でより透明感のあるフレッシュさを形成。苦味によってトップをややシャープにまとめ、「ひと吹きの瞬間が最高」と評する声も多数あります。
- ミドルノート
- カスカロン & アンブロキサン:いわゆる海洋調や柔らかなムスキー感を演出する原料が、香りに近未来的な“清潔感”とわずかな塩気をイメージさせる。「使っていると自分では香りを感じにくくなるが、周囲には存在感が伝わる」という意見も。いっぽうで、一部では「薬っぽさ」との声もあり、好みが分かれる部分でもあります。
- ラブダナム:樹脂系のやや甘くバルサミックな側面が、ミドルに深みを与えつつ、アンバー調のニュアンスへ繋げる。「フレッシュなだけで終わらない深みはラブダナムに支えられている」と好評ですが、人によっては甘さを強く感じ「ややスモーキーに傾く」という感想も聞かれます。
- ラストノート
- アンバー(アンバーグリス系):アンブロキサンやアンバーグリス由来の柔らかいアンバー感が、肌に残りやすく清々しい余韻をもたらす。過度に甘すぎることはなく、マリンノートの延長線で“軽やかな包容感”として香り、アクアティックフレグランスのように消えるわけでもない。口コミでは「ブルー系の定番を思わせるが、香り自体の質感はやはり格上」と表現されています。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
ジンジャーやアンバーグリスの組み合わせがややメンズ寄りの力強さを感じさせる一方、「爽快&クリーン系フレグランスが好きな男性にはドンピシャ」との意見が多い。柑橘やウォータリーな透明感が大きなウエイトを占めているため、“ユニセックス”に楽しめる側面も。特にグレープフルーツの程よいほろ苦さが苦手でなければ、女性にも取り入れやすい一品。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- アンバー系・・・アンバー、ソフトアンバー
- フレッシュ系・・・ウォーター / マリン、シトラス
グレープフルーツの爽やかな苦みとジンジャーのハジけるトップノート。カスカロンやアンブロキサンがもたらす海洋系の透明感。ラブダナムやアンブロキサンに由来するやわらかなアンバー感が香り全体を優しく包み込む。
補足分類(18の属性からの分類)
- アンバリー
- シトラス
- スパイシー
- マリン
グレープフルーツの爽やかさが前面に(シトラス)。カスカロンなどの“ウォータリー”な印象によって海洋的な清涼感を漂わせる(マリン)。ジンジャーのピリッとした刺激が、シトラスの清涼感をさらに引き立てる(補足的にスパイシー)。アンブロキサンやラブダナムによるアンバー調のまろやかさがベースにある(アンバリー)。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
リマンシテ オードゥ パルファンの香りが似合うイメージ・人物

海辺のプールクラブでDJをする「音楽好きフリーランサー」
- 20代後半~30代前半の男性。フリーランスでデザインや音楽系の仕事をし、夏はビーチやプールサイドでDJイベントを行う。
- 海やプールサイドのカラフルな世界観にマッチする、爽快で軽やかなファッションを好む。
- 香りはアクティブかつ清潔感重視で、日差しと汗をかく環境でも不快にならないものが好み。
都会のオフィスを駆け回る「ベンチャー企業の営業マン」
- 30代男性。朝から晩まで外回りやプレゼン、カジュアルな打ち合わせなど予定が詰まっている。
- スーツ姿にスニーカーやカジュアル小物を取り入れ、軽さとフォーマルさを両立。
- 香りは「オフィスで嫌味なく、かつ外回りでも自分らしさを保てる」すっきり系を探している。
家族経営のスモールビジネスを支える「イクメンパパ」
- 30代後半の男性。日中は自営業で忙しく働きながら、子どもの送り迎えや家事にも積極的に参加。
- シンプルなポロシャツやチノパンで動き回る“アクティブなパパ像”を体現。
- 香りは“子どもに嫌がられない清潔感”を優先しつつ、仕事先でも“こなれた大人”を演出したい。
初夏のテラスカフェで読書する「クラシカル好みの大学生」
- 20代前半の男女どちらでも可。クラシック文学や海外小説を好み、テラス席で紅茶やハーブティーを味わいながら読書。
- 服装はシンプルなシャツやパンツスタイルだが、小物はセンス良く選ぶ。
- “あまり香水らしくない、自然で清潔な香り”を求めつつも、ちょっと品のある甘さが欲しい。
日常使いの香りにこだわる「シンプル系ミニマリスト」
- 30代後半の男性。洋服や家具を必要最低限でまとめ、生活の質にお金をかける。
- ルームウェアや普段着もモノトーンやアースカラー中心で、香りは“高級ホテルの匂い”のようなクリーンさを求める。
- ジェンダーレスかつ落ち着いた雰囲気が好きだが、少しスパイスがあると自分らしさが出せると感じている。
真夏の音楽フェスで「バンドTシャツ×ショートパンツ」を楽しむ女性
- 20代後半の女性。ライブや野外フェスが好きで、夏は音楽漬けの週末を送る。
- 汗をかいてもベタつかないフレグランスを求め、男性的すぎないシャープさに惹かれる。
- フェミニンになりすぎない、程よいスパイス感と清涼感を合わせ持つ香りが理想。
ジンジャーとグレープフルーツによる軽快さが、気温の上がる季節に特に映えます。残暑が続く秋口にも、清潔で涼しげな雰囲気を演出。オフィスやカジュアルな外出、リゾートなど幅広いシーンで使いやすい。夜には重たい香りを避けたいときに選びたい一本。口コミでも「TPOをあまり選ばず毎日使える」との評価が多く、“究極のデイリー香”として支持されています。