ルイ・ヴィトンカリフォルニア ドリーム オードゥ パルファン
「CALIFORNIA DREAM（カリフォルニア ドリーム） オードゥ パルファン」は、夕暮れから夜へと移ろうカリフォルニアの空を思わせるような、オレンジ色のグラデーションをコンセプトにした香り。インハウス･マスター･パフューマージャック･キャヴァリエ=ベルトリュードが手掛け、マンダリンを中心とした柑橘の弾けるフレッシュさと、アンブレットシードやベンゾインの柔らかい甘みを融合させることで、“夏の夜に向かうロマンティックな夕焼け”を表現します。シトラス好きには堪らないみずみずしさがある一方、一部では「オレンジの皮の苦さをしっかり感じる」「甘さのバランスが絶妙」といった声もあり、シンプルながら細部にこだわりが詰まった1本です。
香りの構成
- トップノート
- マンダリン:夕日のようにやわらかな甘酸っぱさが立ち上がる、フレッシュなオレンジ系の柑橘が主役。はじめはスッキリとした明るい印象が強いですが、人によっては「皮の苦味をはっきり感じる」と評することもあり、同じマンダリンでも甘め寄り・ビター寄りと変化しやすいのが特徴です。
- ミドルノート
- アンブレットシード:植物性ムスクともいわれるアンブレットが、トップのマンダリンを包み込みながら穏やかな温かみを持続させます。肌に乗せて時間が経つにつれ、わずかにスパイスやグリーン感を感じる方もおり、「シンプルな柑橘だけではない、少し大人びた雰囲気」に落ち着くケースが見受けられます。
- ラストノート
- ベンゾイン:バニラ調の柔らかな甘みをもたらす樹脂。ムスクのパウダリー感と相まって、肌に溶け込むような優しい甘さでフィニッシュへ向かいます。ここで「苦みが消えてふわりとマイルドになる」と感じる意見がある一方、「最後まで少しビターなニュアンスが残る」という捉え方もあり、体温や肌質次第で印象が異なるのが面白いところです。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
トップに際立つ柑橘要素は性別を問わず好まれる傾向があり、「オレンジをメインにした爽やかなコロン感」を求める男性も使いやすいテイストです。ただし、徐々に広がるアンブレットシードやベンゾインの甘さによって「ややフェミニン」と感じる声もあります。結果として、ユニセックス寄りながらも“ロマンティックな甘さ”を楽しみたいシトラス好きに向いた一本といえるでしょう。
属性
フレグランスホイールとは？分類
- アンバー系・・・ソフトアンバー
- フレッシュ系・・・シトラス
まろやかなベンゾインとアンブレットシードの温かみが、甘さを抑えつつ穏やかなアンバー感を生み出す。マンダリン主体の鮮やかな柑橘が香り立ちのメインとなり、夕陽のようにきらめく印象を与えます。
補足分類（18の属性からの分類）
- アンバリー
- シトラス
マンダリンを核とした爽やかな柑橘がトップに鮮明に香る（シトラス）。ベンゾインによる樹脂の甘みとアンブレットシードの温かみが香りに奥行きを与える（アンバリー）。アンブレットシードが持つ植物性ムスクの柔らかいニュアンスを感じられる（補足のムスキー）。※全体はシトラス～アンバーの流れで、やや柔らかなムスク感が包み込む印象です。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8～15％
- 持続時間・・・約5～6時間
カリフォルニア ドリーム オードゥ パルファンの香りが似合うイメージ・人物
サンセットビーチで散歩を楽しむ「新婚カップル」
- 20代後半～30代の男女。新婚旅行で訪れた海辺のリゾートホテルに滞在。
- 夕方になると手をつないで海岸沿いを散歩し、夕陽が沈む瞬間を見届けるのが日課。
- ホテルに戻ったら白ワインで乾杯しつつ、ゆるやかに夜へ向かうムードを堪能したい。
都会のルーフトップバーで夕暮れを過ごす「洗練されたキャリアウーマン」
- 30代女性。都会で忙しい日常を送るが、週末にはルーフトップバーで一人飲みを楽しむ。
- スタイリッシュなパンツスーツやワンピースを着こなし、髪はまとめ髪で清潔感をキープ。
- サンセットタイムにはバーテンダーに甘めのカクテルをオーダーし、街並みが夕日に染まる景色を見ながら束の間の開放感を味わう。
夏休みにデザートロードトリップをする「アーティスト夫婦」
- 40代カップル。サボテンが並ぶカリフォルニアの砂漠地帯を車で回り、写真やスケッチを収集。
- 夕方には必ずポイントの良い場所を選んでサンセットを観察し、そこからインスピレーションを得る。
- ファッションはエスニック調やリラックス感のあるラフな衣装で、夕陽と大地のコントラストを好む。
ルーフトッププールでリゾート気分を味わう「都会派リラクゼーション男子」
- 30代男性。都心の高層ビルにある屋上プールで休日を過ごし、リゾートホテルのような非日常感を楽しむ。
- 日焼け止めとサングラスは欠かさず、ラウンジチェアで読書や音楽鑑賞をするのが幸せ。
- 香水は柑橘をメインにしたものを好むが、少し甘みも欲しいという気分派。
旅先でサンセットビーチウェディングを挙げる「国際派カップル」
- 30代男女。海辺の夕焼けをバックにしたウェディングをテーマに、海外リゾートで挙式。
- ドレスコードもかしこまりすぎず、軽やかなドレスやリネンスーツを選び、ゲストもリラックスモード。
- 参列者と共に夕陽が沈む瞬間を祝福し、夜はビーチサイドでディナーを楽しむ。
仕事終わりに夕焼けを見下ろす「シティホテルのラウンジバーの常連」
- 40代男女。都会の高層ビルの上階にあるラウンジで、夕焼けから夜景への移ろいを楽しむのが習慣。
- カクテルを1杯だけ頼み、窓越しに見える街の景色をゆっくり眺める。
- 香りはとびきりドラマティックではなく、さりげないけれど質の良いものを好む。
夕暮れのマリンスポーツを楽しむ「アクティブカップル」
- 20代後半～30代の男女。昼はダイビングやパドルボードなどで海を満喫し、夕暮れのマジックアワーには写真を撮り合いながらまったり。
- 海辺ではスポーティーな水着やラッシュガードを活用し、夜にはカジュアルディナーへ。
- 香水は“夏らしさ”がありつつも、少し甘く夜のムードにも溶け込むものを求める。
マンダリンの柑橘感は気温の高い季節に合うものの、ベンゾインの暖かい甘さも備えているため、秋口の涼しさにもなじみやすい構成。ボトルやネーミングから夏の夕暮れをイメージする方が多く、特に夕方から夜にかけて使うとロマンティックな雰囲気が一層際立ちます。日中にリフレッシュ的に纏う方もいますが、「夜のムードにも寄り添うシトラス系」として使われることが多いようです。