ディプティック ドソン

 ドソン
ブランド ディプティック
分類フローラルフローラルアンバー
季節
詳細 公式サイト

「Do Son(ドソン)」は、ベトナムの海辺(“ドーソン岬”)の思い出をもとに、テュベルーズ(白花)を濃密に際立たせたフローラルを中心にした香りです。そこにオレンジブロッサムやジャスミンといった軽めの白花を重ね、オードパルファン(EDP)ではアンバーウッド由来の温かい甘さを加えて、フローラルアンバーとも呼べる奥行きある世界観を演出しています。

テュベルーズの甘さは「まろやかでセクシー」「強すぎて酔ってしまう」など好みが分かれる存在感がある一方、海辺のそよ風を思わせる“軽い清涼感”や、ジャスミン由来の“青っぽさ”が重くなりすぎないポイントにもなっています。くちなしやフリージアを連想する方、南国リゾートのホテルやスパをイメージする方もおり、「ハマると抜け出せないエキゾチックな白花」という口コミが多い香りです。

香りの構成

  1. トップノート
    • オレンジブロッサム(Orange Blossom):ビターオレンジの花由来の香りで、柑橘の爽やかさと白花の甘みを兼ね備えています。最初は「柑橘的な軽快さがあって使いやすい」「肌なじみが良い」といった声も。
  2. ミドルノート
    • テュベルーズ(Tuberose):「白い花の中でも最も官能的」とされるほど、濃厚でクリーミーな甘さが特徴。わずかにスパイシーで青い面もあり、「強めの甘さが苦手な人には厳しい」「青みが好きでクセになる」といった評価が分かれています。
    • ジャスミン(Jasmine):テュベルーズの濃さをサポートしながら、白い花のブーケらしい華やかさを演出。「青く軽めの甘さが助けになり、全体が重くなりすぎない」という声もあれば、逆に「ジャスミン臭が強く出る日は酔ってしまう」という意見も見られます。
  3. ラストノート
    • アンバーウッド(Amber Wood):樹脂系アンバーの甘みとウッディな深みを合成した香料。白花のインパクトを柔らかな甘さで包みこみ、香りを静かにまとめあげる役割を果たします。特にEDPの方はこのアンバー要素がより感じられ、温かみやセクシーさを強調するとの口コミが多いです。

※トップ・ミドル・ラストの順序は一般的な香料の特性による推測です。

オードパルファンとオードトワレの違い

ドソンにはEDP(オードパルファン)とEDT(オードトワレ)の2タイプがあり、成分、濃度や香り立ちがそれぞれ微妙に異なるため、口コミでも好みが大きく分かれています。

  • オードパルファン(EDP):テュベルーズの力強さや白花の甘みがより濃厚に、そしてラストに甘さが残るので、「夜のシーンで使いやすい」「香りが長持ちして存在感がある」という声がある一方、「強すぎて体調次第では香り酔いする」といった意見も見られます。
  • オードトワレ(EDT):EDPほど甘さが重くならず、より軽やかでユニセックスな印象を受ける方が多いようです。特に「青っぽい白花」が前面に出やすく、日中や暑い季節でも使いやすいという意見がある一方、「朝につけると早めに香りが飛ぶ」といった声も。

おすすめの季節と時間帯

日中

ベトナムの海辺を連想させるように、比較的暑い季節でも嫌味なく楽しめるほどの軽やかさを含みます。ただしテュベルーズの甘さがはっきり香るため、真夏日には人によっては重さを感じることも。夜のシーンでの評価が高く、「夕方~夜にかけて漂う白い花の官能性が魅力的」との声も多いです。秋にも繊細にマッチしますが、冬になると甘さがわずかに薄く感じるという意見もあり。自分の肌温度や体調によって印象が変わるため、“夜のデート”に合わせたり、“人前で華やかな装いをしたいとき”に使うなど工夫してみるとよいでしょう。

男性向け、女性向け

男性
女性

テュベルーズ主体の“白花ブーケ”は一般的に女性的と取られやすいものの、アンバーウッドのウッディアンバー要素で甘すぎない面も持ち合わせています。「白花系は男女問わず楽しむ人が増えている」との背景もあり、「濃厚フローラルが好きな男性なら使いこなせる」という口コミも。一方、「女性らしさが際立つ官能的な香り」という受け止めも根強く、その分、ジェンダーレスに使うハードルを感じる方もいるようです。最終的には嗜好と肌質次第と言えます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • アンバー系・・・フローラルアンバー
  • フローラル系・・・フローラル
テュベルーズやジャスミンといった白花のフローラルが主体となり、EDPではアンバーウッド由来の甘さが重なった「フローラルアンバー」とも言える仕上がり。テュベルーズ由来の“青さ”が際立つため、香りによっては瓜っぽいニュアンスや海のイメージを連想する声も。一方で「まろやかな甘さのフローラルが持続する」とのコメントもあり、使い手やシチュエーションで表情を変える魅力的な香りです。

補足分類(18の属性からの分類)

  • アンバリー
  • スパイシー
  • フローラル
白い花(テュベルーズ、ジャスミン、オレンジブロッサム)のフローラル感がメイン。アンバーウッドがややスモーキーな甘さを与える(アンバリー)。テュベルーズが含むほのかなスパイス感(スパイシー)も見逃せません。肌質や温度によってはパウダリーに感じる方もいますが、「生っぽい甘さ」の印象が強いフローラルアンバーです。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

ドソンの香りが似合うイメージ・人物

 ドソンをつけている人のイメージ

レトロなジャズクラブで歌う「ジャズシンガー」

  • 30代の女性。夜の街のジャズクラブでピアノとともにしっとりと歌を披露。
  • ステージ衣装はヴィンテージドレス。髪をアップにまとめ、ややダークなリップをアクセントに。
  • 観客のシガーやウイスキーの香りが漂う中、自身もミステリアスな雰囲気をまといたいと思っている。

海辺のリゾートホテルで優雅に過ごす「バカンス好きマダム」

  • 40代後半の女性。年に数回は海沿いのリゾートホテルへバカンスに行くのが恒例。
  • 大きめのサングラスとロングワンピースで、プールサイドやビーチを散策。
  • 夕暮れ時にはバーラウンジでシャンパンを片手に、軽くリゾート気分を楽しむ。

海外のスパリゾートで働く「ホリスティックセラピスト」

  • 30代前半。南国リゾート地のスパでトリートメントやアロマセラピーを担当。
  • 真っ白なユニフォームにサンダルを履き、ナチュラルメイクで爽やかに接客。
  • ハーブや花のエッセンスに精通しており、「五感の癒し」を追求している。

夕暮れのビーチパーティーに向かう「都会派の女性」

  • 20代後半。都市部で働くが週末にはドライブで海辺を訪れ、サンセットパーティーを楽しむ。
  • 仕事ではきっちりとしたスーツでも、週末は大胆な背中開きワンピやサマードレスが多い。
  • フレグランスは日常とギャップを出すために、ちょっと挑戦的で官能的なものを選ぶ。

夜のギャラリーイベントに参加する「新進気鋭のアーティスト」

  • 30代の男女どちらでも可。自らの作品を引っさげて、都会のギャラリーで個展を開く。
  • モノクロ系のシンプルなファッションに、存在感のあるアクセサリーを1点だけ添える。
  • 芸術の“刺激”と“エレガンス”を同時に表現できる香りを探している。

観劇を愛する「オペラ座の常連客」

  • 40代女性。オペラやバレエなど、クラシックな芸術に触れるのが趣味。
  • ドレスコードがあるようなホールでも見劣りしない、上品なワンピースを着こなす。
  • 香水選びにはこだわりがあり、「華やかだけど品があるもの」を大切にしている。

宵闇のバーで一人読書を楽しむ「ミステリアスな男性」

  • 30代男性。仕事終わりに行きつけのバーに立ち寄り、ウイスキーやラムを傍らに本を開く。
  • ダークカラーのシャツやジャケットを好み、大人っぽい印象が強い。
  • フローラル系は普段あまり使わないが、“白花の色気”をさりげなくまとってみたいという好奇心がある。