ラルチザン パフュームテネブラエ オードパルファム

夜明け前の深い森を連想させる「テネブラエ」は、樹木のすっとした青さ、香ばしい樹脂の甘み、そしてインセンスの神秘的なスモーキー感が合わさったウッディ グリーン系フレグランスです。鬱蒼とした暗い森で微かに漂う朝靄と、お香の温かみが織りなす静謐な雰囲気を表現しており、「まるで厳かな森の空気をそのまま閉じ込めたような香り」と評されることが多い作品です。

香りの構成

• シダーウッド（Cedarwood）：ウッディ系の代表的要素として、ややドライで落ち着いたイメージを与えます。口コミの一部では「初めに感じるのは樹々を割ったような新鮮な木の香り」という声もあり、湿った森の空気の中に清々しさがスッと走る印象です。「ほんのりとミントや柑橘を思わせる清涼感がある」と感じる方もいますが、あくまで主役はダークウッディなシダー。森林に足を踏み入れた時のひんやり感を演出します。
• インセンス（Incense）：徐々にインセンスのスモーキーな香りが立ち上がり、暗く厳かなムードを深めます。口コミでは「冷たい森の空気と温かいお香の対比」が印象的とされ、「一歩引いて漂うようなお香の残り香」と表現される場合も。香りが広がるにつれ、少しだけ甘さを帯びることがあり、「蜜のようなかすかな甘みが溶け込んでいる」という意見も散見されます。
• 樹脂（Resin）：森の樹液が凝縮されたような奥行きのある香り。アンバー調にも通じる濃密さと、一部のユーザーは「はちみつにも似た甘さ」「木の根に溜まる樹液のような生々しさ」を感じると言います。ただし全体は軽やかな清涼感も帯びており、甘さが強すぎることは少なく、最後まで穏やかに静かなウッディアンバーとして余韻を残します。時折、肌質によっては「石鹸や洗剤のように感じられる」ケースも報告されているため、香り方には個人差が出やすい面があります。