ラルチザン パフュームフー アブサン オードパルファム

ブランド | ラルチザン パフューム |
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分類 | アロマティックウッド |
季節 | 春秋冬夜 |
原産国 | フランス |
詳細 | 公式サイト |
「フー アブサン(Fou d’Absinthe)」は、刺激的なグリーンハーブの苦味と、スパイスの温かみが同居する独特の“ホット&クール”を感じさせるフレグランスです。名前のとおりアブサン(リキュール)を想起させる“苦い薬草”的なトップから始まり、ミドルではスパイスがじんわりと加わり、ラストに向けて森林系のウッディノートが深みをもたらします。
口コミでは「大人の男性が付けるとクールで知的な雰囲気」「凛としたクールさと温かさの狭間で、どこかミステリアス」といった声が多い反面、「慣れるまでトップの薬草感に驚く」という意見も。ただし総じて「ハーブやウッディ、スパイシーさが好きなら男女問わず使える」と評される、個性的ながら落ち着きもある香りです。
香りの構成
- トップノート
- ニガヨモギ(Wormwood / Absinthe):苦みの強いグリーンハーブであるニガヨモギが、まさに“アブサン”らしい刺激とクールさを演出。ある人は「初めはアルコール香にも似た“スッとする薬草感”」と表現しています。
- アンゼリカ(Angelica):やや甘くスパイシーな香りをもつハーブ。ニガヨモギの苦みを上品にまとめ、香りを鋭すぎないようにコントロール。
- カシスのつぼみ(Blackcurrant Bud):青さやフルーティさをほんのり添える要素。苦いだけでなく「落ち着いた奥行きを感じる」という口コミもあるように、わずかな果実感がトップに複雑さを加えます。
- ミドルノート
- スターアニス(Star Anise):アニス特有の甘くスパイシーな香りで、薬草的な要素を“クールな甘さ”へつなげます。嗅いだ人によっては「お酒っぽい」「チャイを思わせる」とも感じられる部分。
- スパイス各種:クローブやシナモンなどの温かみを伴う香料が使われていると推測され、口コミでも「じわっと冷たいのに熱を感じる不思議なスパイス感」「少し和の香りが混じる」といった意見が散見されます。
- パチュリ(Patchouli):大地的な渋さと奥行きを与えるウッディハーブ。全体的な“緑の苦み”やスパイシーさに厚みを加え、香りをやや重厚な印象へ移行させます。
- ベースノート
- 松葉(Pine Needles):冷ややかで青い森林感を提供。トップノートのスパイシーさをクールダウンしつつ、ウッディ要素と繋げる役割を果たします。
- シスタス(Cistus / Labdanum):樹脂的で少しアンバー寄りのやわらかい温かみを残す。スパイス・ハーブ主体のシャープさを和らげる裏方的存在でもあり、最終的には「お香のような落ち着き」と評する人が多いです。
- モミのバルサム(Fir Balsam):モミの樹脂による穏やかな甘さとウッディアンバー的なぬくもり。ハーブ・スパイスのあと味を森林浴のように仕上げてくれるラストノートです。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
ヨモギや薬草、松の針葉樹、スパイスなど、全体的には“メンズライク”という印象。ただし「よもぎ餅」「お香」「和装にも合う」といった口コミもあり、女性がつけても他と被らないユニークさが楽しめる一作です。結果的にはやや男性寄りながら、ハーブ系やアニス系が好きな女性も高く評価しています。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フレッシュ系・・・アロマティック
- ウッディ系・・・ウッド
ニガヨモギやアンゼリカなどのハーブ感、スターアニスやパチュリ、松葉、モミなどを含むため、ハーバルかつ森林的な“アロマティック&ウッディ”が中核を成しています。
補足分類(18の属性からの分類)
- アロマティック
- ウッディ
- グリーン
- スパイシー
「薬草リキュール」「ヨモギやお香」のようなグリーンハーブ感が最初から強く、スパイスが温かみを添える構成。最終的には樹脂感のある甘さ(シスタス)も加わり、ハーブとスパイスの広がりをまとめ上げています。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
フー アブサン オードパルファムの香りが似合うイメージ・人物

荒涼とした丘で羊を放牧する“孤独な牧夫”
- 人里離れた丘陵にポツンと小屋を構え、羊の世話に明け暮れる生活。
- 手にする杖には松やモミの木を使い、自作の短剣にはハーブや松脂を塗り込み鎮静効果を狙うなど、昔ながらの知恵を駆使。
- 無口だが、よく見ると優しい瞳をしており、どこか凛とした冷たい風にも似た雰囲気を醸し出す。
古い書物を収集する“アンティーク書店オーナー”
- レトロな街並みの一角にある小さな書店で、珍しい洋書やハーブ系の古書などを取り扱う。
- 店内はほの暗く、棚には年代物の薬草辞典などが並び、独特のスパイシーな香りが漂う。
- 時々、興味を持った客に対してはマニアックなハーブ談議をふっかけることもあり、「ミステリアスな店主」と噂される。
冬の夜にアイリッシュパブで詩を綴る“吟遊詩人”
- 人通りの少ない寒い夜にアイリッシュパブの隅で、ウイスキーやアブサンを片手に静かに詩を筆にする。
- 金属製の小さなフラスコにハーブリキュールを入れて持ち歩く習慣があるという噂。
- 表立った派手さはないが、手元に書き連ねられた言葉は、ときに鋭く、ときに温かみを帯びており、そのギャップに人は惹かれる。
中世の市場を巡り歩く“香辛料商人”
- 歴史ある街の石畳をバザールのように巡り、珍しいスパイスや薬草を仕入れて売る移動商人。
- その荷物には、スターアニスやクローブなど独特の香りを放つスパイスがぎっしり詰まっており、周囲の人々を不思議と惹きつける。
- ときどき自分の好みのハーブリキュールを味わい、一瞬のクールダウンと同時に心身を温める“ホット&クール”感に浸る。
ハーブ&スパイスの刺激的な温かみは、涼しい~寒い時期にマッチしやすい。春先のまだ寒さが残る時期にも合う。やや涼しい気候から寒い季節まで楽しみやすいが、真夏の猛暑では苦みとスパイスが重く感じられるかもしれません。「自分用リラックスや寝香水」として使う人も多く、華やかなパーティシーンよりは“静かな雰囲気”に似合うという口コミが多め。秋冬のオフィス使いでも、量を調整すれば「周りから好評」という声もあり。