ラルチザン パフュームイストワール ド オランジェ オードパルファム

ブランド | ラルチザン パフューム |
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分類 | シトラスフローラル |
季節 | 春夏日中 |
原産国 | フランス |
詳細 | 公式サイト |
「イストワール ド オランジェ(Histoire d’Orangers)」は、モロッコ・タルーダントでの旅から着想を得たフレッシュ サニー フローラルなフレグランス。オレンジブロッサムを中核に、ホワイトティーやトンカビーン、アンバー、ムスクなどの要素が重なり合い、“陽光あふれる甘さ”と“やわらかな温もり”を同時に感じられる一作です。
すっきりとした柑橘フローラルの“透き通った”香り立ちは、「まるで入浴剤(バスロマン・バスクリンのよう)を連想するほどのやさしい清潔感だ」と捉える人もいるほど、素直で親しみやすい空気感を持ちます。甘いだけでなく爽快さや軽さもあり、肌に溶け込むように優しく広がるのが印象的です。
香りの構成
- トップノート
- ネロリビガラード(Neroli Bigarade):ビターオレンジの花を蒸留したネロリの中でも、とくに苦みのある柑橘ニュアンスが際立つタイプ。ほのかに苦みを含みながらも柑橘花らしいフローラル感をもって、甘さを控えめにスタート。軽やかで洗練された香りがスッと鼻を抜け、朝の空気を一変させるような爽やかさが魅力です。
- ホワイトティー(White Tea):お茶の持つグリーンで透明感ある風合いがネロリビガラードの爽やかさと重なります。ほどよい渋みと清らかさが、オレンジブロッサムの甘さを引き締めつつ、“シャープになりすぎない”落ち着いた序章を作りあげます。
- ミドルノート
- ムスク:次第に、肌に寄り添うようなやさしい甘さが現れ、石鹸やシャボンを思わせる透明感を追加。あるユーザーからは「香水の中でも比較的“香水っぽさ”が少なく、入浴剤のような清潔なやわらかさを感じる」との感想も。強い主張にはならず、全体の匂いを“ふんわり”とまとめる役割です。
- オレンジブロッサム(Orange Blossom):トップのネロリよりも、さらに花そのものの白く穏やかな甘さを強調します。柑橘花特有のほろ苦さもわずかに残しながら、全体を可憐でフローラルな印象へシフト。一部口コミでは「特定の入浴剤を連想する」「オレンジブロッサムらしいほっとする温かみ」とも評され、万人受けする好印象が多い要です。
- モミアブソリュート(Fir Absolute / モミの木エキス):「モミ」と呼ばれる北米やヨーロッパなどに生える常緑樹から抽出される香料。フローラルを支え、樹木由来のわずかなグリーン感や樹脂の温かみを加えます。強く主張はしませんが、全体をやや奥行きのある香りに仕立てる隠し味になっています。
- ラストノート
- アンバーノート:樹脂的な甘みと奥行きを含む“アンバー”のニュアンスが花の香りを包み込み、やわらかな温かさを後半にもたらします。ムスクの清潔感と相まって、夕方のリラックスタイムにぴったりな落ち着いた余韻へ。
- トンカビーン:アーモンドやバニラを思わせる甘やかさがほんのり顔を出し、“ほっとするミルキー感”を演出。フレッシュな冒頭と比べ、やや甘みが増したラストへ移行しながらも、基本的には軽やかなままです。「午後には香りがフェードアウトしやすいが、その控えめさが使いやすい」とする声もあります。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
オレンジブロッサムによる“甘くフレッシュなフローラル”が女性的な柔らかさを強調。ただし、苦みのあるネロリビガラードやホワイトティーのシャープさがあるため、ユニセックスで使う人も一定数います。口コミでは「入浴剤のように穏やかな香りなので男性もOK」との声もある反面、全体的にはやや女性寄りのイメージが強めです。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- フレッシュ系・・・シトラス
- フローラル系・・・フローラル
中心にオレンジブロッサムがあるため、フローラル感は明白。ネロリやビターオレンジによる柑橘の爽やかさがトップを飾り、シトラスの要素も感じられます。
補足分類(18の属性からの分類)
- アンバリー
- シトラス
- フローラル
- ムスキー
オレンジブロッサム・ホワイトティー由来の花の香りが中心(フローラル)。ネロリビガラードのビターオレンジ感や軽い柑橘の清涼感(シトラス)。後半に加わる柔らかなムスクの気配(ムスキー)。ラストで感じられるアンバー系のほのかな温かみ(アンバリー)。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
イストワール ド オランジェ オードパルファムの香りが似合うイメージ・人物

日差しのまぶしいカフェのテラスで過ごす“吟遊詩人”
- まだ午前中のうちにカフェのテラスへやって来て、ホットオレンジティーを注文。
- ノートに詩を書き綴ったり、通りを行き交う人々を眺めたりしながら、静かな時間を楽しむ。
- 手元にはお気に入りの万年筆があり、インクの香りとともにほんのり柑橘の香りが交じり合い、周囲に“朝の陽光”をイメージさせる空気感を醸す。
旅先のモロッコで迷い込む“市場(スーク)の散策者”
- 異国情緒漂うスークの小道を抜け、照りつける日差しの下で絞りたてのオレンジジュースを片手に歩く。
- スパイスやカラフルな布、雑貨が並ぶ店先に目を奪われつつ、甘酸っぱいオレンジの香りに“遠い異国の旅”を実感。
- 暑さの中でもなぜか落ち着いていて、時に周囲から「どこか爽やかで洗練された雰囲気を漂わせる旅行者」と目を留められる。
週末の朝、ヨガクラスを終えた“リトリート講師”
- 週末限定のヨガクラスを開き、終わったあとにはハーブティーやフルーツジュースで参加者をもてなす。
- ふだんから自然派志向で、派手なアクセサリーは付けず、軽やかなリネンやコットンの装いを好む。
- 穏やかな笑顔の中に“しっかりとした芯”を感じさせ、周りの人にリフレッシュや癒しを与える存在。
水辺のホールでピアノを奏でる“若き音楽家”
- 透き通る高音の旋律を得意とするピアニストで、朝の光が差し込むホールでリハーサルをするのが日課。
- ステージを飾る花々の柔らかな香りに包まれながら、叙情的で軽快な曲を奏でるスタイル。
- お客からは「心地よい春風が吹いたような演奏」と称される一方、本人はただ自然体で弾いているだけ。
フレッシュで軽やかな甘さは、暖かい季節にぴったり。まだ気温が高い時期にも、蒸し暑さを打ち消す爽快フローラルとして活躍。清潔感と軽さがあるため、オフィスや普段使いにも向いている。夜でも楽しめるが、特に朝~昼の気分を爽快にしてくれる印象。