ル ラボパチュリ 24

パチュリ 24
ブランド ル ラボ
分類ドライウッド
季節
原産国 アメリカ
詳細 公式サイト

パチュリ 24(Patchouli 24)は、名前に“パチュリ”とあるものの、実際は白樺(バーチ)のスモーキーなレザー感が前面に出る、かなりユニークかつ強烈な個性のフレグランス。後半に出てくるわずかなバニラの甘さが、スモーキー&レザー的要素に柔らかい官能性を添えつつも、香り自体は「アイラ系ウイスキー」「正露丸」「燻製」「火薬」「墨汁」など、多様なイメージに例えられるほどクセが強い一本。“パチュリ”というより「焦げたレザー + 煙 + ほんのり甘み」で、好きな人にはたまらなく刺さるが、一方で苦手な人には「使いどころが分からない」という極端な評価に分かれる、上級者向けの一作です。

香りの分類

  • スモーキー&レザー的バーチ香りの“衝撃”:スモーキーでレザーライクなバーチ香が強烈に立ち上がり、「何これ!?」となる人が続出。煙臭やウイスキー香など、多くの人に独特な衝撃を与える立ち上がりです。
    • 白樺(Birch)由来のスモーキー・レザー感:火をつけたような燻製臭や、レザーを焼いたような焦げくささ、あるいは正露丸・アイラ系モルトを思わせる強いスモーク。噴霧直後から“液体正露丸”と表現する人もいるほど強烈にスモーキー。名前の“Patchouli”を想像していると驚かされる。
    • パチュリの存在感は控えめ:公式も言及するように、この香りからはパチュリがすぐにはわからない。わずかにアーシー(湿った土のような苦味)を感じるが、メインの第一印象は“レザー焦げ”に圧倒されがち。
  • 徐々に出てくる甘さ & アーシー苦味の狭間:最初のレザー焦げ臭がやや落ち着き、焦げスモーク + ビター甘さが混在する“危険な魅力”のステージ。多少、パチュリらしき苦味が感じられるかもしれないが、やはりバーチの存在が強烈です。
    • バニラの甘さが顔を出す:お菓子的な甘さというより、焦がしキャラメルやクレームブリュレのトップ層のような「ややビターな甘み」。火薬/燻製的なトップのインパクトが落ち着くにつれ、バニラがスモークを和らげ、ほんのり官能的な雰囲気をかもし出す。
    • パチュリの土っぽい苦味:はっきりとパチュリ単体とは感じにくいが、少しだけ土、森、湿ったウッディな苦味をもたらす。動物的に思う人も。スモーク一辺倒ではなく、若干の“樹脂的・土的”苦みが絡み、香りにさらに奥行きを与える。完全に優しい甘さには向かわない。
  • 焦げた甘みへと移行するバーチ & バニラ:焚き火のような激しさが少し落ち着き、ビターな甘さが前に出てきて、ダークかつミステリアスな印象に着地。香りの持続は比較的長く、濃厚な余韻を放つことが多いです。
    • バニラの増幅 & パチュリの裏方:スモーク一辺倒だった香りに、バニラがよりしっかり出てきてほんのりミルキーな甘さが加わり、ダークな煙をやわらかく包み込む。パチュリはあくまで裏の渋みを提供しているだけで、はっきり「パチュリ!」とはわかりにくいまま。
    • 焦がし砂糖のような官能性:燻製香+甘さが融合して「焦げたキャラメル」のような独特の官能性を醸し出す。「正露丸」からスタートした香りが、最後には「危ういけれどクセになる」甘い煙として残る、という人も。焚き火のような激しさが少し落ち着き、ビターな甘さが前に出てきて、ダークかつミステリアスな印象に着地。香りの持続は比較的長く、濃厚な余韻を放つことが多いです。

おすすめの季節と時間帯

日中

濃厚でスモーキー、温もりある香りは寒い季節に映える。独特のスモーク&レザー感は強い個性なので、パーティーシーンや夜のムードに合わせやすい。

男性向け、女性向け

男性
女性

火薬・燻製・レザー等を連想させる力強い香りは男性ユーザーにやや人気が高い印象。ただし、「かっこいい女性にハマる」「ミステリアスな女性が付けこなすと最高」という声もあり、女性が使う例も一定数。よっておおよそ男性60%:女性40%程度と推定されます。

属性

フレグランスホイールとは?

分類

  • ウッディ系・・・ドライウッド
白樺のレザーっぽい、焦げた木材を想起させる苦味・スモーキーさ。※補足:バニラによる甘いアンバー要素+パチュリもあり、ウッディ×アンバー的でもある。最も大きい特徴はスモーキーでレザー寄りのウッディ感。アンバーも少し感じるが、主役は“バーチ”なため、ドライウッドが近い印象。

補足分類(18の属性からの分類)

  • ウッディ
  • レザー
バーチの焦げ木材感(ウッディ)。スモークレザー風の焦げた香り(レザー)。バニラが温かみを加える(少しアンバリー)。燻されて辛口にも感じる(微妙にスパイシー)。

持続時間

オードパルファム

  • 香料の濃度・・・約8~15%
  • 持続時間・・・約5~6時間
※ 一般的な濃度でのカテゴライズによる推測です。

パチュリ 24の香りが似合うイメージ・人物

パチュリ 24をつけている人のイメージ

闇市で秘密裏に交易を行う“怪しげな商人”

  • 人知れぬ夜の市場を渡り歩き、稀少な香料や香辛料を取引する闇のブローカー。
  • 近づくとほのかに焦げた香りが感じられ、周囲からは「一体何を売買しているのか…」と不審がられる。
  • 怪しい雰囲気ながら、内に秘めた堂々たる自信と温かい人間性がちらりと垣間見える。

薪をくべる暖炉の前でウイスキーを飲む“反逆の貴族”

  • 古い館に住み、両親の敷いた価値観に逆らいながらも、表立って派手には反発しない。
  • 夜になると薪をくべた暖炉の前でアイラ系ウイスキーを独りで味わい、その強烈なスモーク香に酔いしれる。
  • 優雅な立ち振る舞いの中に危うい魅力を隠し、どこか“鋭い孤独”を背負っている。

工房で金属や革を扱う“女性アーティスト”

  • 革細工や金属オブジェを手掛けるアーティストで、鍛造の作業や革のなめしを自らこなし、手には常に煤や傷が絶えない。
  • 外見は無骨な作業着を着ているが、作品や言動にはどこか色気があり、“匂い立つ”ような強い個性を感じさせる。
  • ワイルドさの中にも、心根は優しく、人を惹きつけるオーラを放つ“かっこいい女性”。

地下アンダーグラウンドで音楽を奏でる“前衛的なDJ”

  • コンクリート打ちっぱなしの地下クラブで、ノイジーかつ重低音の効いたトラックをミックスし、観客を熱狂に引き込む。
  • 黒いレザージャケットを愛用し、タバコや煙の臭いが漂う空間を好んでいる。
  • 近づいた時の香りは正露丸めいた煙っぽさと、不思議な甘さが混ざった強烈な個性を放ち、人々の印象に強く刻まれる。

秋の夕暮れ、焼き畑のそばで佇む“ノスタルジックな詩人”

  • 田舎の風景の中を歩き、収穫後の焼き畑から立ち上る煙を眺めて郷愁を感じる。
  • 鞄の中には古い詩集が入っており、時々取り出しては“故郷や思い出”への想いをかみしめる。
  • 人がいない場所を好むが、どこか親しみやすいオーラがあり、話すと優しく懐かしい雰囲気が漂う。