ル ラボネロリ 36

ネロリ 36(NEROLI 36)は、オレンジブロッサム(ネロリ)を主役に、「温かい太陽のフローラル」と「官能的で甘いベース」の両面をもつフレグランス。ネロリ(オレンジブロッサム)を中心にローズやジャスミンで華やかに仕上げ、マンダリンオレンジの柑橘を添えた爽やかで甘く温かいフローラルシトラスです。ラストではバニラとムスクが官能的な甘さを与え、肌との一体感を強めます。
清潔感のあるフローラルが愛らしい中にも、ほんのりセクシーさを秘めた香りです。一方で、いわゆる「ザ・ネロリ」のような苦みが強いタイプとはやや異なり、「入浴剤のような柔らかい清潔感」や「瓜っぽさ(スイカのようなみずみずしさ)」を感じるという声もあります。
香りの構成
- トップノート:オレンジブロッサムの爽やかで白花らしい甘さがふわっと広がり、そこへマンダリンの明るくフルーティな酸味が加わって、ぱっと晴れたような“太陽の光”をイメージさせる開幕。ただし人によっては、ネロリ特有の苦みよりもみずみずしい瓜系の香りや「高級なバスソルト」のようなイメージを強く受けることがあり、「一般的にイメージされるネロリよりも軽やかで甘め」という意見も。
- ネロリ(Neroli): オレンジの花のエッセンスで、苦み・グリーン感がありつつも清潔で甘いフローラル。
- マンダリンオレンジ(Mandarin Orange): やや甘めの柑橘。ル ラボ公式では「slightly aldehydic」とあり、シャキッとしたアルデヒド感を伴う。
- ミドルノート:柑橘の軽快さがおさまると、“白花(ネロリ&ジャスミン)+ローズ”というフローラルブーケが前面に。甘く親しみやすいなかにも、軽いグリーンの苦みが残り“クリーンなフェミニン”という印象が続く。
- ローズ (Rose): バラの花びらのやわらかな甘みと上品なフローラル感。ネロリの白花の甘さに、ローズのピンクっぽい華やかさが添えられ、ふくよかで女性的な面を強化する。
- ジャスミン (Jasmine): 白花特有の甘さと、ごく淡い動物性の官能を感じさせる。ネロリに加わり、コクと温かみを増幅。全体を“いきいきと明るい”ムードにまとめ上げる。
- ラストノート:フローラルの余韻に官能的な甘みをプラスし、肌に溶け込むような“すべすべとした”感覚を残す。フレッシュなネロリが徐々に下支えに回り、ムスク&バニラがほんわか温かくエレガントな残り香を演出。特にムスクの柔らかく石けんのような清潔感と、バニラの軽い甘さが“お風呂上がり”のようなリラックス感をもたらし、最後まで甘ったるくなりすぎないのも特徴。
- ムスク (Musk): 柔らかい動物的甘さと、石けんのような清潔感を持つ。
- バニラ (Vanilla): ミルキーで甘いスウィートさを与える。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
白花フローラル+バニラの甘さというフェミニンな要素が強めで、女性人気が高い一方、柑橘やグリーン感もあるため男性支持もあります。ただし女性70%:男性30%程度というイメージです。男女問わず、「さっぱりしたフローラルが好き」「清潔感のある香りが好き」という方に向いています。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- アンバー系・・・フローラルアンバー
- フレッシュ系・・・シトラス
- フローラル系・・・フローラル
ネロリ(オレンジブロッサム)、ローズ、ジャスミンの花々を中心に、マンダリンオレンジによる柑橘的なニュアンスが含まれるフローラルシトラス。そこにバニラやムスクが甘さを付与し、アンバー系の要素も感じられます。
補足分類(18の属性からの分類)
- シトラス
- フローラル
- ムスキー
ネロリ / ローズ / ジャスミン(フローラル)、マンダリンオレンジ(シトラス)に加え、バニラやムスクがまろやかさと柔らかな甘さをプラス。柑橘の苦みは控えめで、時折フルーティさを感じる場合があります。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
ネロリ 36の香りが似合うイメージ・人物

朝の日差しを浴びて散歩する“カフェ好きの少女”
- 休日の朝、モーニングコーヒーを買って公園を散歩するのが習慣。
- 白いスニーカーに淡い色のブラウスとパンツなど、さりげないファッションでも清潔感がある。
- ときどき、花壇の花に手を伸ばして甘い香りを確認するが、やりすぎたアピールはしない控えめな性格。
小さなブティックを営む“穏やかな女性店主”
- 手作りのアクセサリーや雑貨を扱うブティックを一人で切り盛りしており、来店客を優しく出迎える。
- 店内には観葉植物やドライフラワーが飾られ、アロマディフューザーからはほのかな柑橘系フローラルが漂っている。
- 目立つ派手さはなくとも、温かみがあり、あまり香水が強いのは苦手だけれど「ほんのり甘い花」ぐらいがちょうどいいというスタイル。
週末のホームパーティを開く“気取らないホスピタリティ”の人
- 友人を招いて、手作りのオレンジケーキや柑橘系ドリンクを振る舞い、リビングに陽が差し込む午後を楽しむ。
- ダイニングテーブルには白やオレンジ色の花が生けてあり、インテリアもシンプルながらアクセントのあるスタイル。
- ゲストがくつろげるように、香りも派手ではなくフレッシュなフローラルシトラスを控えめに纏い、穏やかで幸せな空間を演出する。
会社帰りにスポーツジムへ寄る“爽やか系のメンズ”
- オフィスワークで少しストレスを感じても、仕事終わりに軽くランニングや筋トレをしてリフレッシュするのが日課。
- 変にムキムキアピールはせず、あくまで健康と気分転換が目的。
- 強いメンズ香水は苦手で、女性っぽい甘さもそこまで得意ではないが、ネロリ系の石鹸的清潔感なら使いやすいと感じている。
明るく“太陽を浴びた”フローラルシトラスのため、暖かい季節に特によく合います。ただし、強めの拡散力があるので付ける量に注意すれば、秋冬や夜にも使いやすいという声も多いです。また、「寝香水にしたい」「お風呂上がりのようなリラックス感がある」という評判もあるため、季節を問わず使えます。