ル ラボテ ノワール 29

「THÉ NOIR 29」 は「黒茶(ブラックティー)へのオマージュ」とされ、ドライで葉っぱのようなニュアンスや“干し草・タバコ”を連想させるラストを伴う、ウッディかつフレッシュなフレグランス。ベルガモット、フィグ、ベイリーフがもたらす“光”や軽い甘さ・グリーン感を軸に、シダーウッド、ベチバー、ムスクが“深み”を与えます。特別抽出のブラックティーアコードが、乾いた葉っぱや干し草のようなタバコ感を後半へ導き、センシュアルでクセになる香りに仕上がっているのが特徴です。口コミでは「お茶というより焦げた樹皮や穀物っぽさを感じる」「イチジクの甘さはあまり分からなかった」という意見もあり、感じ方が大きく分かれる一方、“渋みのある紅茶とウッディの組み合わせが大人っぽい”と高評価する声も。嗅ぎ方や肌との相性で「しそ(紫蘇)っぽい青さ」「フルーツが発酵したようなワイン感」など多彩な印象が得られ、“唯一無二の上品さ”として支持されています。
香りの構成
※ ル ラボは厳密なピラミッドを公表していないため、便宜的に整理したものです。あくまでユーザーが感じ取る段階的な変化としてお読みください。
- トップノート
- ベルガモット (Bergamot), フィグ (Fig), ベイリーフ (Bay Leaf):ベルガモットはほろ苦い柑橘要素を与え、フィグ(イチジク)は果肉の柔らかな甘みと青い皮のグリーン感を併せ持つ。ベイリーフはスパイシーかつハーブ的な苦みを含み、少し“しそ”的な青さとリラックス感をもたらす。噴霧直後は柑橘やフルーティなニュアンスがふわっと立ち上がり、“思ったより爽やか”という印象を受ける方も。ただし「焦げた樹木や穀物のよう」と捉える例もあり、トップから好みが分かれやすい。
- ミドルノート
- ブラックティー アコード (Black Tea Accord):特別な抽出法で得た“黒茶”のアコードが、タバコや干し草を連想させる苦みと甘さを併せ持ち、ドライでリーフィーな渋さを際立たせる。トップのフレッシュ感が落ち着くと“渋いお茶の葉”の存在感が強まり、「穏やかな紅茶」というより「深く乾いたお茶葉」という評価をされることが多い。
- ラストノート
- シダーウッド (Cedarwood), ベチバー (Vetiver), ムスク (Musk):シダーウッドはドライでウッディなスパイス感、ベチバーは土っぽくスモーキーな苦み、ムスクはほんのり動物的な甘さを残しながら、“干し草”や“タバコ”を思わせる奥行きを演出。香りは穏やかに肌に溶け込みながら長く続くという声が多く、最後のほうで甘みが強く出る方もいれば、より“ドライ”に落ち着く方も。付ける量や肌質により変化しやすいのも魅力のひとつ。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
お茶の渋みやドライウッディというユニセックス要素が強く、男女問わず選ばれるフレグランスです。口コミでは「フルーティな甘さがフェミニン」「いや、ウッディが効いてメンズっぽい」などさまざま。総合的にはほぼ50:50の人気を集めており、「周囲とかぶらず個性を出せる」と好評です。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- ウッディ系・・・ドライウッド
- フレッシュ系・・・グリーン、フルーティ
ブラックティー、ベイリーフの“リーフィー”な苦みや青さ。フィグの甘さが加わり、シダー&ベチバーによる乾いた木材感が後半にしっかりと骨格を形成。タバコ・干し草を連想させるドライで深い印象が全体をまとめ上げます。
補足分類(18の属性からの分類)
- ウッディ
- グリーン
- シトラス
- フルーティ
- ムスキー
ティーやベイリーフの青い苦み(グリーン)。フィグ由来のフルーティ感。ベルガモットのほろ苦い柑橘(シトラス)。シダー&ベチバーの落ち着いた木質感と、ムスクのほんのり動物的な残り香。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
テ ノワール 29の香りが似合うイメージ・人物

都会の夜に静かに読書を楽しむ“文学系OL”
- 平日の仕事帰りに落ち着いたカフェに寄り、紅茶の香りに包まれながら文庫本を読む。
- 周囲は仕事帰りの人々でざわついているが、彼女の席だけは“スッとした静寂”が漂う。
- あまり声を張らず、柔らかい物腰に独特の“落ち着く香り”が重なり、側を通ると甘くもほろ苦い気配がする。
地方のワイナリーで暮らす“ブドウ農園の管理人”
- ワインのブドウだけでなく、ハーブやイチジクも小さく栽培していて、自然へのこだわりが強い。
- 乾燥した気候が続くなか、久々の雨が畑を潤す様子を見ると、心からホッとするタイプ。
- 訪れた客は「果樹園らしき甘酸っぱさと、どこかお茶のような苦さが混ざる不可思議な香り」を彼(彼女)から感じるという。
山岳リゾートのロッジでコーヒーを飲む“フォトグラファー”
- 山並みを撮影するために長期間滞在し、朝夕の自然光を狙ってカメラを構える。
- カラッと乾いた高地の空気を楽しみつつ、ロッジのラウンジで焚き火に当たりながら一杯のコーヒーをすする時間が至福。
- 近づくと「スモーキーなウッディ」な香りと「フルーティな甘さ」が同居し、どこか“森の中の焚き火と熟した果実”を彷彿とさせる。
静かな湖畔でメディテーションをする“ヨガ講師”
- 水面が穏やかな湖畔で、呼吸を整えつつ瞑想を行う姿が印象的。
- 全体的に落ち着いた雰囲気で、近くに座ると青く苦い植物の気配と、かすかな甘い木の香りが混じって漂う。
- 自然と身体を繋ぐ感覚に重きを置き、香水も“自然を思わせる”ものを選ぶスタイル。
トップの軽いフルーティ&グリーン感と、後半のドライウッディなタバコ感が調和しているため、春〜秋に特にフィットするという声が多い一方、「重すぎないので真冬でも問題なく使える」との意見もあります。 香り自体はほどよい拡散性があるため、日中〜夜問わず使いやすいですが、「何となく秋冬っぽい」と感じる方も少なくないようです。オフィスなどで使う場合は1プッシュ程度に留めるなど、控えめな付け方をおすすめする口コミが多数あります。