メゾン マルジェラフロム・ザ・ガーデン
人気の香りを分析するInstagram(@semiperfumer)も始めました
「フロム・ザ・ガーデン」は、“父と子が共に過ごす庭の光景”を想起させるグリーン系のオードトワレです。中心にあるトマトリーフの青々しい香りと、温かみのあるパチュリを組み合わせることで、まるで手入れされた家庭菜園を散策しているかのような自然味が印象的に広がります。嗅ぎはじめは、生の野菜や葉をもぎ取ったようなフレッシュさが際立ちますが、肌に溶け込むにつれて「思っていたより甘みを感じる」「土っぽさに惹かれる」など、口コミでも好みが分かれる一品です。
いわゆる“青い野菜の香り”にやや抵抗を覚える方もいれば、「本当に家でトマトを摘んでいるよう」「水やりした後の瑞々しい土の香りまで再現されていて素晴らしい」という方も多く、香りのとらえ方が肌質やイメージによって大きく変わります。シトラスとフルーティな要素がほんのりと甘く広がるため、青さだけで終わらない優しい親しみやすさも秘めており、“ただの青臭さではない繊細な自然美”を感じさせるフレグランスと言えるでしょう。
香りの構成
- トップノート
- トマトリーフ、グリーンマンダリン : 「まさしくトマトの茎をちぎった瞬間を思わせるリアルな緑感」という声が目立ちます。一部の方は「すぐに甘酸っぱいフルーティさが立ち上り、意外と女性でもつけやすい」との感想を述べています。トマトリーフが予想以上にシビアな“青苦さ”を帯びるケースもあり、肌質や好みによって「絶賛する」「ちょっと野菜っぽすぎる」と意見が分かれる印象です。
- ミドルノート
- ゼラニウム : グリーン調にわずかな甘さとハーバルなフローラル感を添えます。「トマトリーフの生々しい匂いがやや落ち着き、わずかに花の優しさを感じる」「実は一瞬“お花畑”にいるようにも思える」といった口コミも見受けられます。反対に、「つける人によってはゼラニウムがほとんど感じられず、相変わらず野菜寄りのまま」との意見もあり、全体の印象が大きく変わりやすいポイントといえるでしょう。
- ラストノート
- パチュリ : 土を思わせるあたたかい奥行きとわずかなウッディさを加え、香りの余韻を深めます。「トマトリーフの青さが落ち着いた後、土やウッディなニュアンスが残るおかげで“フレッシュなだけで終わらないバランスの良さ”を感じる」という好評が多いです。一方、「トマトの葉の甘酸っぱさが意外と残り、最終的に“トマトシロップを思わせる”」と甘い余韻を指摘する声もあります。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
草と土が持つ素朴な魅力を男女問わず楽しめるため、青々しさや自然派が好みの方には「ユニセックス感がちょうどいい」と高い評価を得ています。一方で、「青苦い香り全般が苦手」な方からは敬遠されることもあり、フルーティで甘めに出る場合はむしろ女性の肌にしっくりくるという指摘もあります。
属性
フレグランスホイールとは？分類
- フレッシュ系・・・グリーン
トマトリーフとパチュリによる“生きた植物”のような青々しさがメインとなり、ゼラニウムがほどよいフローラル＆ハーバル要素を支えます。
補足分類（18の属性からの分類）
- グリーン
- シトラス
- フレッシュネス
トマトリーフ × グリーンマンダリンが鮮烈な植物らしさを押し出し（グリーン, シトラス）、ゼラニウムがハーバル＆フローラルな甘さをわずかに添え、パチュリが土を思わせる温かみとほんのりウッディな深みで締めくくることで、ユニークな“ガーデン系フレッシュ”を体現（ニューフレッシュネス）。
類似系統の香り
持続時間
オードトワレ
- 香料の濃度・・・約5～8％
- 持続時間・・・約3～4時間
フロム・ザ・ガーデンの香りが似合うイメージ・人物
家族と一緒に家庭菜園を楽しむ「週末ガーデナー」
- 30代男性。平日はIT企業で働き、休日には自宅の庭やベランダでトマトやハーブを育てるのが趣味。
- 朝早く起きて水やりをし、収穫したトマトをサラダにして家族とシェアするのが楽しみ。
- 服装はシンプルなTシャツと動きやすいパンツ、汚れを気にしないエプロンが定番。
朝の散歩を日課にしている「ナチュラル志向の女性」
- 20代後半。健康維持のため、毎朝近所の公園を30分程度ウォーキングするのが日課。
- 帰りに新鮮な野菜や果物が売られているファーマーズマーケットに寄るのが楽しみ。
- シンプルなスポーツウェアで、カフェイン控えめのハーブティーをいつも持ち歩いている。
夏休みに祖父母の家で過ごす「小学生の兄弟」
- 10歳と8歳の兄弟。夏休みには田舎の祖父母宅に行き、畑で収穫したトマトをかじって楽しむ。
- 半袖のシャツと短パンで駆け回り、顔や手足は泥んこだらけ。
- お風呂上がりに部屋に広がる石鹸の香りと、軒先に干した洗濯物の匂いが混ざる懐かしい雰囲気。
オフィスワークの合間に園芸を楽しむ「女性デザイナー」
- 30代後半の女性。デザイン会社のオフィスで働きながら、自分のデスクで観葉植物やミニトマトを育てる。
- 休憩時間には窓を開けて風を通し、緑を眺めてリフレッシュ。
- グリーンが大好きで、ファッションにも植物モチーフを取り入れるのがマイブーム。
森林浴とヨガを組み合わせる「アウトドアインストラクター」
- 30代男性。週末は近郊の森や高原でヨガクラスを主宰し、森林浴との相乗効果を提案。
- 吸う呼吸に合わせて木々の青い香りを感じ、リラックスや集中を深める独自メソッドを持つ。
- 普段着は軽いアースカラーのウェアで、どこかサステナブルな雰囲気を大事にする。
グランピング施設で子ども向けワークショップを開く「自然教育者」
- 30代女性。草花を使ったクラフトや自然観察を子どもたちに教え、遊びながら学ぶスタイルが人気。
- グランピング施設のキャンプファイヤーで、楽しくエコについて語るのが日常。
- 動きやすいアウトドアファッションでも、どこかさわやかな香りを大切にしたい。
町の小さなカフェでの「休日読書タイムを楽しむ人」
- 20代～30代のジェンダーレス。カフェの窓際に座り、本を開きながら手作りスイーツとハーブティーを味わう。
- 短時間でもしっかりリフレッシュをしたいタイプで、何より“落ち着いた空気”を大切にしている。
- 背伸びしないカジュアルな服装で、時折窓の外の緑を眺めながらページをめくる。
春や夏の昼間に爽やかなイメージを演出しやすく、「ピクニックや週末のブランチシーンにぴったり」という意見が集まっています。肌温度の上がる真夏に着けると青さが強調されすぎる場合があり、夜にはパチュリの土っぽい要素が出て「やや重たく感じる」方もいるようです。使う量やタイミングを調整しながら、“菜園散歩”のような雰囲気を楽しむのがおすすめです。