シャネルココ マドモアゼル オードゥ パルファム アンタンス

「ココ マドモアゼル オードゥ パルファム アンタンス」は、シャネルが「自由で魅力的な女性の本質」を表現した濃密なオリエンタル アンバー ウッディーのフレグランス。トップに感じる柑橘系(主にオレンジ)のフレッシュさから、ローズやジャスミンの華やかさを経て、ヴァニラ アブソリュート&トンカビーンによる濃厚なアンバーアコードとパチョリの深みが最後まで官能的に続く構成です。ココ マドモアゼルの骨格を受け継ぎつつ、より甘く、ウッディで芳醇な仕上がりとなっており、上質な甘さと大人の色気を強く感じる1本です。
オード パルファムとの違い
香りの骨格は共通しているが、違いは以下の通り。
- オードゥ パルファム アンタンス: オードゥ パルファムにヴァニラやトンカビーンを加えた濃厚なアンバーアコードが特徴で、より官能的で甘くウッディーな印象を強化。より「濃密」「芳醇」という言葉が似合う仕上がりで、官能性と甘さが強調されている。
- オードゥ パルファム: もともとの「ココ マドモアゼル」のフレッシュ&センシュアルなバランスが高く、汎用性がある甘さは比較的“軽め”で、透明感を伴った大人の女性らしさを演出する。
香りの構成
※ シャネルは香りの三段階を正式には公表していないので、推測を含みます。
- トップノート
- フレッシュなシトラス (Citrus):主にオレンジを想起させる甘く爽快な柑橘が、香りをつけた瞬間の印象を明るく軽快に。「深い甘さの中にも、最初はフレッシュ感がある」と感じる口コミが多く、一部では「気の抜けたサイダーのような軽い炭酸感」と表現する声も。
- ミドルノート
- ローズ (Rose) & ジャスミン (Jasmine):ローズはみずみずしく華やかな甘さ、ジャスミンは白花特有の上品な官能性をプラス。「子供っぽくならないフェミニンさ」「可愛らしさと大人の魅力が混ざった印象」など、強めの甘さのなかにフローラルな優雅さを感じるという意見が多い。
- ラストノート
- ヴァニラ アブソリュート (Vanilla Absolute) & トンカビーン (Tonka Bean):バニラビーンズから抽出した甘く濃厚な香りと、トンカビーン特有のややスパイシーな甘さが融合し、“とろけるようなアンバーアコード”を形成。「お菓子のような甘さ」という声がある一方、パチョリと組み合わさることで単なるスイートに終わらない深みを獲得。
- パチョリ (Patchouli):土や樹木を連想させる深いウッディ香。苦みと湿度のある大人っぽさを演出し、甘いフローラル&アンバーを重厚感のあるセクシーさへとまとめる。一部の口コミでは「カビっぽい/お香のよう」と感じる場合もあり、好みが分かれるポイント。ただし、この陰影が「エレガントな大人の女性」をイメージさせる大きな要素といえます。
おすすめの季節と時間帯
春 夏 秋 冬
日中 夜
男性向け、女性向け
男性 女性
“自由で魅力的な女性”というコンセプトに象徴されるように、甘く官能的なオリエンタル香調がメイン。女性人気が非常に高い一方、香水上級者の男性があえて楽しむケースもごく稀にあるという程度。総じて女性9:男性1ほどの比率と見られます。
属性
フレグランスホイールとは?分類
- アンバー系・・・ウッディアンバー、フローラルアンバー
ローズやジャスミン(フローラル)と、甘いアンバー(ヴァニラ&トンカビーン)が合わさるオリエンタル アンバーの香り。そこにパチョリのウッディ感が加わり、“オリエンタル アンバー ウッディー”と表現されます。
補足分類(18の属性からの分類)
- アンバリー
- ウッディ
- シトラス
- フローラル
トップの柑橘(シトラス)が軽やかさを演出し、ローズ&ジャスミンの花香(フローラル)が華やかな甘さをプラス。ヴァニラ&トンカビーンのアンバーアコード(アンバリー)に、パチョリ(ウッディ)がしっかりした奥行きを与えます。シャネル公式表現では、オリエンタル要素を強調。
持続時間
オードパルファム
- 香料の濃度・・・約8~15%
- 持続時間・・・約5~6時間
ココ マドモアゼル オードゥ パルファム アンタンスの香りが似合うイメージ・人物

夜のオペラ公演を愉しむ“気品ある貴婦人”
- 夜のオペラホールで、少しレトロなドレスに身を包み、高価なジュエリーをさりげなく着ける。
- 存在感はあるが、決して派手さだけでなく落ち着いた雰囲気を湛えており、周囲の目を引く。
- 香りからは、甘さを基調とした“濃厚な色気”が感じられ、近づくと「深みのあるローズとパチュリの余韻」に心を奪われる。
秋の夕暮れにホテルラウンジでカクテルを愉しむ“キャリア女性”
- 日中はオフィスでチームを率い、夜になると仕事を終えた後に高級ホテルのラウンジへ向かい、軽い食事とカクテルで息抜きをする。
- かっちりしたスーツから夜用のシックなワンピースに着替え、周囲に“堂々としているのに女性らしい”印象を与える。
- ふと近づくと、甘い花と官能的なウッディが混ざる香りに心を奪われ、「強さと色気を両立した女性」を感じさせる。
華やかなパーティーでスピーチをこなす“若き女性起業家”
- まだ若いが、スタートアップを成功に導いた実績があり、招待パーティーで壇上に立ってスマートにスピーチを行う。
- コントロールされたトーンの話しぶりに、周囲は「どこか妖艶な雰囲気もある」と感じるほど魅了される。
- 香りは甘さが強いが、シャネルらしい洗練で強すぎず、むしろ自信あふれる存在感と妖しさが同居する。
秋冬のショッピング街を歩く“洗練されたアラサー女性”
- おしゃれなコートとブーツを身につけ、休日のショッピング街をゆったり散策。
- コートの襟元からは甘く濃厚なフローラルが漂い、買い物先でも「シャネルらしい品格」と褒められることが多い。
- 華やかな場所でも埋もれない存在感を放ちつつも、下品なほどの濃さにはならず上品にキープしている。
バーのカウンターで一人時間を楽しむ“先輩OL”
- 職場の後輩から慕われる先輩OLで、プライベートでは大人の女性として充実した時間を過ごしている。
- 週に一度は知る人ぞ知る隠れ家バーで、甘いカクテルを注文しながら音楽に耳を傾ける。
- 近づくと、ふんわり甘いフローラルとウッディなスパイス感が混じり合い、一見穏やかな雰囲気から“芯の強い色気”を感じさせる。
濃厚で甘く官能的なオリエンタルアンバーは、涼しい季節や夜のシーンで特に映えます。ナイトシーンやドレスアップ、特別な場面に華やかさとセクシーさを添えたい時に最適。日中に使う場合は「香りが強く酔ってしまう」と感じる方もいるため、少量をポイント使いするのがおすすめです。また「年齢やシチュエーションによっては若干重い」という声もあるため、上品な場面での使用が似合うフレグランスといえます。